ギター演奏をパソコンで楽しむ

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曲名

アーチスト

収録アルバム(発表年)

解    説

1 The Sound of Silence サイモンとガーファンクル サウンド・オブ・サイレンス(1964年) サイモンとガーファンクルの初期の代表作。ポール・サイモンが、イギリスを音楽旅行している間に、フォークロック風にアレンジされて大ヒットしたエピソードがある。
2 夢のカリフォルニア ママス&パパス (1965年) ママス&パパスのデビュー曲で、メンバーのミッシェル&ジョン・フィリップスの作品。複雑に絡み合うヴォーカルとコーラスが、この曲の最大の聴き所。
3
冬の散歩道 サイモンとガーファンクル ブックエンド(1966年) 冬の風景に人生を重ねたポールサイモンの哲学的な歌詞、12弦ギターのリフが印象的なフォークロックの名曲。
4 Bus Stop ホリーズ (1966年) マンチェスター出身のホリーズの代表曲。息の合ったコーラスとギターワークが素晴らしい。作者のグラハム・グルードマンは後の10CCのメンバー。
5 The Boxer(ボクサー) サイモンとガーファンクル 明日に架ける橋(1969年) サイモンとガーファンクルの代表曲。ポール・サイモンの得意とするスリーフィンガースタイルのギターを何本も重ねて演奏され、レコーディングに100時間以上かけたことでも有名。
6

The Circle Game

ジョニ・ミッチェル レディース・オブ・ザ・キャニオン(1969年) 映画「いちご白書」の主題歌として有名な曲。輪廻をテーマしたものだが、米国ではキャンプファイアの定番の歌。彼女の得意な変則チュ−ニング(オープンG)によるギターを2本重ねて演奏されている。
7

Helplessly Hoping

CSN クロスビー、スティルス&ナッシュ(1969年) 彼らのデビューアルバムに収録されているスティーブン・スティルスの曲。彼のスリーフィンガースタイルのギター演奏に合わせて、3人の絶妙のハーモニーが聴かれる。
8 Epituph(墓碑銘) キング・クリムゾン クリムゾン・キングの宮殿(1969年) プログレッシブ・ロックの名盤「クリムゾン・キングの宮殿」に収録されている大作。イアン・マクドナルドの弾く重苦しいメロトロンとロバート・フィリップのブリティッシュフォ−ク・スタイルのギターが印象的。
9

The Sage(賢人)

ELP(グレッグ・レイク) 展覧会の絵(1970年) ライブ演奏で収録された弾き語りの曲で、開放弦を効果的に使ったギター演奏が楽しめる。中間のクラシカルな演奏はとても洗練されていて、ハーモニクスを含めたトーンが素晴らしい。ビデオを見るとギブソン・ハミングバードをピックで弾いている。
10 君の友達

ジェームス・テイラー

マッド・スライド・スリム(1971年) キャロル・キングの曲をカバーして大ヒットした彼の初期の代表曲。彼の独特のフィンガーピッキング(左)と盟友ダニー・コーチマのギター(右)の絡みが素晴らしい。また、リーランド・スカラーのベース演奏も特筆もの。
11 If ブレッド 神の糧(1971年) 70年代に活躍したソフトロック・グループ、ブレッドの代表曲。デビット・ゲイツの弾く、開放弦を多用したギターを生かしたアレンジが美しい。
12 プー横丁の家 ロギンス&メッシーナ シッティン・イン(1971年) A.A.ミルンのクマのプーさんにヒントを得てケニー・ロギンスが作曲したこの曲は、彼らの代表曲でニッティ・グリッティ・ダートバンドによってもヒットした。曲の途中で2本のギターによるコミカルな演奏が楽しめる。
13 Stairway to Heaven(天国への階段) レッド・ツェペリン(ジミー・ペイジ) W(1971年) 解説のいらないハードロックの名曲。ブリティッシュフォーク調の前半から、後半のハードロックへの展開は実にドラマチック。米国の楽器店では、ギターの試奏お断りのことをNo Stairway to Heaven.と掲示している。
14 Wild Horses ローリング・ストーンズ スティッキー・フィンガーズ(1971年) カントリーロックに傾倒していたキース・リチャーズが、当時親交のあったグラム・パーソンズに贈った曲。ドラッグによって心身がボロボロになってしまった恋人のアニータのことを歌っていると言われている。
15 A Horse with no name(名前のない馬) アメリカ 名前のない馬(1971年) No.1を獲得したアメリカのデビュー曲。アルバムには当初収録されていなかったが、シングル曲として録音され、セカンドプレスで追加された逸話がある。
16 Roundabout イエス こわれもの(1972年) プログレッシブロックの雄、イエスの名盤「こわれもの」のオープニングナンバーで、彼らのライブでは必ず演奏される。スティーブ・ハウの変幻自在のギター演奏が楽しめる。
17 Mood for a Day イエス こわれもの(1972年) 同じく「こわれもの」に収録されているスティーブ・ハウのギターソロ作品。スパニッシュギターの要素がふんだんに取り入れられている。
18 Lovin' You ミニー・リパートン パーフェクト・エンジェル(1972年) 5オクターブの美声を持つ今は無きミニー・リパートンの名曲。彼女の歌声とハミングバードの鳴き声、ボサノバタッチのギター、エレクトリックピアノの調和が大変心地よい。
19 Alone Again(Naturally) ギルバート・オサリバン アローン・アゲイン(1972年) アイルランド出身のシンガーソングライターのギルバート・オサリバンの代表曲。ピアノ独特のコード進行によるほのぼのとしたメロディと寂しい歌詞が対照的。
20 Ventura Highway アメリカ ホーム・カミング(1972年) アメリカの初期の代表作。2本のギターによるリフとmaj7の軽快なカッテイングの掛け合いが気持ち良いサウンドを仕上げている。
21 Time in a Bottle ジム・クロウチ タイム・イン・ア・ボトル(1973年) ジム・クロウチの死後発表されたNO.1ヒット曲。一緒に飛行機事故で亡くなったパートナのモーリー・ミューライゼンとの息の合ったアルペジオのギター・アンサンブルが美しい。
22 Sister Golden Hair(金色の髪の少女) アメリカ ハート(1975年) ジョージ・マーチンをプロデュースに迎えて製作したアルバム「ハート」に収録されている彼らの2曲目のNO.1ソング。軽快なギターストロークとスライドギターの組合せが美しい。
23 Bron‐Yr‐Aur レッド・ツェペリン フィジカル・グラフィティ(1975年) ジミー・ペイジがスノウドニアの小屋「ブロン・イヤ・アー」で作曲した曲で、素朴な優しさと静寂な雰囲気が伝わってくる。オープンチュ−ニングのギター1本で弾かれている。
24 Year of the Cat アル・スチュアート イヤー・オブ・ザ・キャット(1976年) アラン・パーソンズがプロデュースしたアル・スチュアートのヒットアルバムのタイトル曲。魔か不思議な歌詞とリリカルなサウンドが楽しい。
25 Never Going Back Again フリートウッド・マック 噂(1977年) 彼らの大ヒットアルバム「噂」に収めれらているリンジー・バッキンガムの作品。オープンチューニングのギターを、フィンガーピッキングによって弾いている。
26 Hotel California イーグルス ホテル・カリフォルニア(1977年) 77年に大ヒットした彼らの代表曲。ウェストコーストの退廃を、レゲエのリズムと重厚なギターのアンサンブルに乗せて内部告発するヘビーな曲。後半のドン・フェルダーとジョー・ウォルシュのギターバトルは聴きもの。
27 Larry the logger two-step(きこりのラリー) ドゥービー・ブラザーズ 運命の掟(1977年) 70年代のウェストコーストの代表的バンドドゥービーブラザーズ8枚目のアルバムに収録されているラグタイムのアコスティックチューン。オリジナルメンバーのパット・シモンズがオベーションギターで弾いている。
28 Dust in the wind(すべては風の中に) カンサス 暗黒への曳航(1978年) アメリカのプログレッシブ・ロックバンド、カンサスの代表作。トップノートを変化させたアコースティックギターのアルペジオの伴奏が美しい。
29 Just When I Needed You Most(アメリカン・モーニング) ランディ・ヴァンウォーマー ランディ・ヴァンウォーマー(1978年) AORの名曲。朝、恋人が出て行ってしまう切ない気持ちをシンプルなギター演奏にのせて、爽やかに歌うボーカルが悲しい位、美しい。
30 Eruption(暗闇の爆撃) ヴァン・ヘイレン 炎の導火線(1978年) デビューアルバムに収められているエドワード・ヴァンヘイレンのギター・インストゥルメンタル。この曲で聴かれる彼の発案したライトハンド奏法は、後のロックギタリストに多大な影響を与えた。
31 Dee オジー・オズボーン(ランディ・ローズ) ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説〜(1980年) 27歳の若さで他界したロックギタリストのランディ・ローズが、音楽教室を営む母親に捧げた美しい曲。2本のギターを重ねて、音の厚みを出している。
32 地中海の舞踏 スーパー・ギター・トリオ 地中海の舞踏(1980年) ライブ演奏で収録されたスパニッシュギターの歴史的な名演奏で、この後、フュージョン界にアコーステックギターの大ブームを巻き起こした。左がアル・ディ・メオラ、右がパコ・デルシアのパート。
33 Leader of the band(バンドリーダの贈り物) ダン・フォーゲルバーグ イノセント・エイジ(1981年) ダン・フォーゲルバーグの大作「イノセント・エイジ」に収録されているヒット曲で音楽家の父に捧げた自伝的な作品。3フィンガーによるシンプルな演奏で淡々と歌い上げられ、曲の後半部分の歌詞は非常に感動的。
34 Fragile スティング ナッシング・ライク・ザ・サン(1987年) 反戦歌とも解釈される歌詞を持つこの曲は、NY貿易センタービルのテロ追悼コンサートでも演奏された。静寂なサウンドの中に、力強いメッセージが込められている。
35 What I am エディ・ブリケル&ニュー・ボヘミアンズ 星に輪ゴムを(1988年) 個性的なシンガー・ソングライター、エディ・ブリケルのデビュー曲。彼女は91年にポール・サイモンと結婚した。
36 More than Words エクストリーム ポルノグラフィティ(1990年) 壮絶なギターテクニックを持つヌーノ・ベッテンコート率いるエクストリ−ムのデビューアルバムに収録されているスローナンバー。エンディングにはライトハンド奏法によるフレーズが聴かれる。
37 Tears in Heaven エリック・クラプトン ラッシュ・サウンド・トラック(1992年) エリック・クラプトンが事故死した息子に捧げた曲。同年のグラミー賞を受賞し、アコースティックな楽器を主体にした演奏は、その後の音楽界にアンプラグド・ブームを巻き起こした。
38 Shape of My Heart スティング レオン・サウンド・トラック(1993年) ジャン・レノ主演の映画「レオン」のエンディングテーマとして人気の高い曲。印象的な演奏パターンにのせて、トランプのそれぞれのマークの持つ哲学的な意味を表現力豊かに歌うステングのボーカルが素晴らしい。
39 Now and Forever リチャード・マークス レイド・リゾート(1993年) リチャード・マークスが自らプロデュースした名曲。ブルース・ガイチによるアコースティックのギターの演奏が、曲の美しさを一層引き立てている。
40 Strong Enough シェリル・クロウ チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ(1993年) シェリル・クロウのデビューアルバムに収められている3拍子のリズムを持った牧歌的ナンバー。
41 Stay リサ・ローブ&ナイン・ストーリーズ テイルズ(1994年) 映画「リアリティバイツ」の主題歌として発表され、NO.1ヒットとなった彼女のデビュー曲。3本のギターを重ねて演奏されている。
42 You were meant for me ジュエル 心のかけら(1995年) ジュエルの記録的なロングヒットとなったデビュー曲。別れた恋人への想いをストレートに伝える、分かりやすい歌詞とシンプルな演奏が味わい深い。
43 アランフェス協奏曲第二楽章 ロドリーゴ

スペインの作曲家ロドリーゴが、マドリード郊外にあるアランフェスの宮殿を、ギターと管弦楽を協奏させるという全く新しい試みで表現した作品。初演は1940年11月。第二楽章は憂いを帯びた主題がひときわ美しい。イェペソ、ジョン・ウィリアムス、村治佳織らの名演奏が有名。
44 聖母の御子 リョベート

スペインのギター演奏家リョベートは、1900年頃出身地のカタルーニャ地方の民謡をギターで編曲した。この曲はこの地方で良く知られているクリスマス・キャロルで「幼いイエス様に何を差し上げましょう。干し葡萄か、イチジクか…」といった歌詞を持っている。和声の感覚が近代的で興味深い。
45 大聖堂 バリオス・マンゴレ

パラグアイ出身のギター演奏家マンゴレは、ラテンアメリカを旅して300曲以上の作品を残した。この曲は彼の代表作で、(T)前奏曲(U)アンダンテ(V)アレグロの3部から構成される。UとVは1921年ウルグアイのモンテビデオの大聖堂で、バッハのオルガン曲を聴いて人々の祈る姿に感銘して作曲し、後にTを追加して完成したと言われている。
46 森に夢見る バリオス・マンゴレ

バリオス・マンゴレのもう1つの代表作品。森の幻想的な雰囲気を繊細なトレモロ奏法を用いて表現している。
47 アルハンブラの想い出 タルレガ

スペインのギター演奏家タルレガが、1896年グラナダ郊外にある壮麗なアルハンブラ宮殿を訪れた時に作曲した作品。過ぎ去った栄光と夢を美しいトレモロ奏法で表現している。
48 カヴァティーナ スタンリー・マイヤーズ ディア・ハンター・サウンドトラック(1978年) イギリスのスタンリー・マイヤーズが映画「ディア・ハンター」のテーマとして作曲した作品。ジョン・ウィリアムスが編曲・演奏した非常に美しい曲である。
49 ブリックレイヤー家の美しい娘 ウィリアム・アッカーマン パッセージ(1981年) ウインダムヒルの創始者でギターリストのウィリアム・アッカーマンの代表曲。5、4、3弦を半音ずつ下げた変則チューニングで演奏されている。
50 アンの歌 ウィリアム・アッカーマン パッセージ(1981年) 同じく、ウィリアム・アッカーマンの代表作。前妻で写真家のアン・ロビソンに捧げた曲。
51 無垢の心と誘惑の影 ウィリアム・アッカーマン パッセージ(1981年) 同じく、ウィリアム・アッカーマンの代表作。チェロとのアンサンブル作品。