A Hazy Shade of Winter(冬の散歩道)

 

1.時間よ 時間よ 時間よ

  僕がどんな風になったか見てごらん

  自分の可能性を求めて

  あたりを見渡している間に

  まだ満足したわけではない

  でも まわりを見渡してごらん

  木の葉は茶色に変わり

  空はくすんで冬の色になっている

 

2.川岸に沿って歩けば

  救世軍の楽団の音楽が聞こえてくる

  君が想像していたよりも

  もっと快適な散歩になるだろう

  手にはカップを持って

  まわりを見渡してごらん

  木の葉は茶色に変わり

  空はくすんで冬の色になっている

 

3.希望を持ち続けるのだよ 友と

  口で言うのはたやすいことだけど

  もし希望が消えてしまっても

  またすぐに築き上げれれるようなふりをするのさ

  まわりを見渡してごらん

  草は高く伸びて

  畑は豊かに実っている

  今こそ 僕の人生の春だ

 

  季節は景色とともに巡り

  時をタペストリのように織り込んで行く

  君の都合の良い時に

  ちょっと立ち止まって 僕のことを思い出してほしい

  僕の記憶はあちこちに途切れている

  出版前の詩集の原稿に目を通しながら

  僕は不思議に思う

  ウォッカのライム割りを飲みながら

 

  まわりを見渡すと

  木の葉は茶色に変わり

  空はくすんで冬の色になっている

  まわりを見渡すと

  木の葉は茶色に変わり 

  地面にはところどころ白い雪

  まわりを見渡すと

  木の葉は茶色に変わり

  地面にはところどころ白い雪




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