For Emily, Whenever I May Find Her(エミリー・エミリー)
1.何て不思議な夢を見たのだろう
薄いオーガンジーに包まれて
身に着けたくすんだバーガンディ色のクリノリンは
雨よりももっと柔らかだった
2.ショーウインドウの前を通り過ぎながら
僕は人気のない街をさまよい歩いた
歩きながら僕は
大聖堂の鐘の音が
軽やかに路地まで響くのが聞こえた
3.その時 頬を夜気に輝かせて
君が僕に走り寄ってきた
松の木や街灯に彩られた
凍てつく荒野を僕らは歩いていた
君の手を握りながら
4.そして目覚めた時
すぐ傍らに君のぬくもりを感じた
感謝の涙にくれながら
僕は蜜のように美しい髪にキスをした
ああ 愛しているよ 僕の少女よ
心から愛している