Song for Adam(アダムに捧げる歌)
1. アダムは僕の友達だけど
良く知っていたわけじゃない
彼は距離を置いて一人でいたし
深い井戸の中にいた
彼が何かに笑っていたのはわかるけれど
それが何だとははっきりとは言えない
さてアダムが身を投げた話をしようか
僕はあれは事故だったと思っているけれど
2. 僕たちは一緒に旅に出た
電話を受けたとき
彼の目的地はインドだったけれど
僕にはまったくあてがなかった
僕らは壁にもたれて笑っていたのを覚えている
恐いものは何もなく僕たちの1人が
翌ソるなんて考えもしなかった
3. 僕はただ1本のロウソクの前に座っていた
行く手を照らすには小さかった
さて話を続けようか
毎條ヤ毎に短くなって行くロウソクの前で
ロウソクのように一日が過ぎて行く
僕はそこへ行くことはできるけど
確かなことは言えない
4. 僕らは別れた時笑っていた
さようならを言ったけれど
もう彼から二度と聞くことはない
それから僕らはそれぞれの人生を歩んだ
だれかが書いた手紙を僕が読んだ時を除いて
そこには友人の死の文字が書かれていた
5. 僕は巡礼者がするように
古ぼけたロウソクの前に座っていた
ロウソクの前に僕の旅が現われた
一生懸命に演奏するほど
消えてしまう一曲の歌のように
僕はやめる前に自分が消えてしまうのを恐れた
僕はそこへ行くことはできるけど
確かなことは言えない
6. アダムは僕の友達だけど
ずっと知っていたわけじゃない
彼のとなりに立っていた時
僕は自分は強いとは思ったことはなかった
彼は歌の途中で歌うことを止めたみたいだ
僕が言うことじゃないけれど
彼は間違っていたと思う
7. 僕はロウソクをつかんで
小さな炎をたよりに道を行く
この話はロウソクの下に敷かれ
ロウソクはどんどん短くなって行き
一日が過ぎて行く
僕がロウソクを人生のように感じた
そこに行くことはできるけど
決して祈ることはしないだろう